映画『ドリーム私たちのアポロ計画（Hidden Figures）』アメリカの宇宙計画に貢献した優秀な黒人系女性たちの実話

アメリカがかつて行った有人宇宙飛行計画「マーキュリー計画」を題材に、その計画を成功に導いた陰の功労者である女性たちとその中心になった3人の黒人女性たちの実話を描いた『ドリーム私たちのアポロ計画（Hidden Figures）』を紹介します。

物語は、米ソ冷戦真っ只中の1960年代初頭。アメリカのNASAでは、人類初の有人宇宙飛行を目指す「マーキュリー計画」が進められていた。まだまだ女性が社会に進出することを良しとしない風潮の時代に黒人系女性スタッフ、キャサリン・ジョンソン、ドロシー・ボーン、メアリー・ジャクソンの3人は、人種差別、女性蔑視の中、自らの優れた知能で時代に残る偉業を支えていく物語。

キャサリン役で「ベンジャミン・バトン　数奇な人生」のタラジ・P・ヘンソンが主演。ドロシー役を「ヘルプ　心がつなぐストーリー」のオクタビア・スペンサー。メアリー役を「ムーンライト」などにも出演している歌手のジャネール・モネイが演じている。監督は「ヴィンセントが教えてくれたこと」のセオドア・メルフィ。ミュージシャンのファレル・ウィリアムスが製作と音楽を担当している。日本では9月29日公開です。

実際この映画で描かれている部分は「アポロ計画」ではなく、別の「マーキュリー計画」です。原作の中では原題が「Hidden Figures」となっていて、直訳すると「隠された（人たち／数字）」となるのですが、これでは彼女たちの偉業が伝わりにくいということで、今回邦題に「アポロ計画」が引用されたようです。ここらへんは下記のBlog「BuzzFeed」で触れているので参考までにどうぞ！